代表弁護士 | 岩間文里(いわま あやり) |
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所属 | 東京弁護士会 |
経歴 | 愛知県出身。 私立南山高等学校女子部卒業。 名古屋大学法学部卒業。 労働省(現厚生労働省・労働基準監督官)、日本生命保険相互会社を経て、専修大学法科大学院を修了し、司法試験合格(租税法選択)、2015年弁護士登録。 |
肩書 | 代表弁護士 |
その他資格等 | 宅地建物取引士試験合格 社会福祉士試験合格 通知税理士(税理士法51条) 入管法申請等取次弁護士(入管法施行規則59条の6) |
ご挨拶
これが私たちの理念です。
私は、大学卒業後、労働基準監督官として主に建設現場や金物工場を中心に労働関係法令違反がないかの監督を主にしていました。当時、地方では、女性の監督官は珍しく、現場の人から完全に無視されたこともあります。仕方がないので、そのまま帰庁し、男性上司と再びその現場を訪れると、現場の人は男性上司に対してだけ口を開き、その際に、「女性でも大学出ているんだね」とコソッと言っていたことが耳に残っています。そんな日々でも一生懸命に仕事に取り組んでいましたが、ある日、クレーンが横倒しになったという通報で現場に駆けつけてみたところ、目にしたのは、白い布がかけられたご遺体とそれに取りすがって号泣する、幼子をおぶった奥様の姿でした。この事件では、引き続き、奥様の労災請求を担当し、決定が下りたときの奥様の安堵の表情を見て、初めて微力ながらも自分も人の役に立てるという実感がわきました。
夫の海外赴任先が中華人民共和国遼寧省大連市だったので、退職し、子供を連れて赴任先に同行しました。大連では、日本人学校の設立に関わりました。
帰国後は、ワンオペ育児と子供の学校のPTA活動などで、忙しいながらも充実した毎日を送っていました。特に、PTA活動では、複数の役職を経験し、通学路の交通量の多い交差点の信号設置を実現するため、様々な意見をまとめあげ、関係者に働きかけた結果、信号設置が実現したときは、どのような立場でも人のため役に立つことが出来ると実感しました。
子育てが一段落して、生命保険会社に勤め始めました。生命保険会社では、保険の設計、顧客への提案、保険金請求事務などをしていました。ご主人が急死して途方に暮れている奥様の保険金給付を本部へ働きかけて迅速に行い、感謝されたときは、大きな喜びを感じました。
子供が完全に独立してから、自分の行く末を考えたとき、人のために微力ながら尽くしたいという思いと自分のこれまでの経験を総合的に生かしたいという思いを両立できる職業として、弁護士になりたいと思うようになりました。生命保険会社での給料を学費に充て、ロースクールに進学し、弁護士になりました。
弁護士になってからは、接する方の層が格段に広がり、自分の従来の知識・経験では対応が難しいということを痛感しました。そこで、障害者の方々とともに新聞広告の折り込みなどの作業を実地で体験しながら、福祉の制度を学び、社会福祉士の資格を取りました。
これからも私を頼ってきてくださるお客様に真摯に向き合い、共に悩み苦しみながら、問題解決のお手伝いをしたいと思っています。